愚痴の聞き方や愚痴の聞き上手な人の特徴は聞き上手、聞き流し、話題の切り替え、共感を使い分けられる方です。

愚痴は誰もが聞いていて気持ちの良いものではありません。しかし、世の中にはこの愚痴を聞くのが上手な人がいますが、あの長く続く愚痴をどのようにして聞いているのでしょうか。

愚痴を聞き流す

愚痴を聞くのが上手い人の特徴のひとつは、聞き流すのが上手い人です。言い方は悪いですが、話を真剣には聞かないようにしています。その理由は、愚痴を言っている張本人は同じ話を繰り返す傾向にあるからです。

たいていの愚痴は会社などの不満や家庭内の事、人間関係など解決できない問題に集中しています。そして困ったことに、愚痴を言っている人は解決を求めてはおらず、ただ聞いて欲しいだけなのです。彼ら彼女らはいつも繰り返している愚痴を一通り言い終わるとスッキリして、また新たな気持ちで生活を送ります。

愚痴を聞くのが上手な人は適当に相づちをうち共感を示し、話を聞くだけに留めます。ここで意見したり否定をすると、更に愚痴は長く続くことを理解しているからです。

話の流れを変えることが上手

ある程度聞き終えたら、アドバイスはほどほどに全く違う話を相手に振ります。上手に聞き流し、適当に話題を切り替えてあげる事で、愚痴を言っている相手の気分を変えてあげる事が愚痴聞き上手のコツと言えます。これは慣れれば上手くなりますので、気楽な気持ちで実践してみましょう。

肯定して聞く

会社の同期から電話で「上司との人間関係が面倒くさい。どうしたらいいと思う？」というような相談を持ちかけらることもあるでしょう。このときに「何があったの？」と訊ねると上司に対する愚痴を３０分以上語られることになりかねません。愚痴を聞かされ、うんざりするような状況にはなりたくない方がほとんどだと思いますが、社会で生きていく以上、愚痴を聞かずに生きることは不可能に近いことです。それは一般的に悩みや不安を一人で解決出来るほど強くない方のほうが多いからです。人はそれを他者と共有することで、不安を和らげたり、悩みを解決しようと努めます。

ならばどう対処していけばいいのでしょうか？ひとつのコツとしては、ひたすら相手の愚痴を肯定してあげることです。よほどのことでなければ否定してはいけません。否定すれば相手はあなたに理解してもらおうと、事細かに愚痴を話しだします。相手があなたに求めているのは意見ではなく、理解だからです。否定すればするほど愚痴は長くなります。

このような愚痴を聞くうんざりする時間を短くするコツは聞き上手になることです。もし、愚痴を聞かされる場面があれば、是非活用してみてください。うんざりする時間が短くなるだけでなく、聞き上手になることで相手の心を楽にしてあげることができるでしょう。

愚痴の聞き方のコツ：共感

まず、愚痴と言うのは解決してはいけないと言われています。どれだけ的確なアドバイスをしても、相手はその時のストレスを発散するのが目的ですので、真剣に聞きすぎる事はあまり意味が無いのかもしれません。

まずは愚痴を聞く前に、これが真剣な悩みなのか、それともただの愚痴なのかを見極めましょう。そして愚痴と判断した場合には、真剣に聞き続けてしまうと、こちらも疲れてしまいますし、延々と愚痴を聞く事は精神的にも負担が大きいので、長くなりそうな、場合は聞き流すのがポイントになってきます。聞き流すと言っても、きちんと聞いているような姿勢や態度が大切ですので真剣に聞いている雰囲気を出して相槌を打ちましょう。

そもそも、愚痴を話している相手が求めているのは共感です。愚痴に対して反発した意見を出してしまうと余計に話が長引きますので、理解を示してあげると満足して話を終えてくれます。

また、どんな事でも共感して良い訳ではありませんので、人の悪口などに話が及んだ時に、共感を求められたら「私は○○さんの事は良くわからないけど、そうなんですかー。」と濁しておきましょう。

愚痴を言う人はターゲットを絞り、愚痴を言いやすい人に集中して話をしてくる傾向にありますので、ある程度聞いたら違う話題に切り替えるなどの対応をしましょう。愚痴を聞いてあげる相手と、聞きたくない相手を自分の中で区別して対応していくことも自身のストレスを貯めないためには大切です。